決算書を読むのに簿記は必要ない【あきんど流かんたん財務諸表の見方①】

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決算書を読めるようになるために、
まずは簿記をと勉強される方は多いと思います。

しかし、簿記の知識がないと決算書は読めないというわけではありません。

経理部門で働いている方や、
会計士や税理士など会計の専門家になろうとう人でない限り、
はっきり言って、決算書を読むのに簿記の知識は必要ないです。

もちろん簿記の知識はあるに越したことはないですが。

簿記は決算書を作る人が必要になってくるスキルなので
決算書を読むために必ずしも必要というわけではありません。

私は普段、中小企業の経営者の方とお会いする機会が多いですが、
簿記の知識はないけど、決算書を経営に活かしている方は数多くいます。

決算書を独自の感覚でざっくりと頭の中で持っているとでもいいましょうか。

ただ決算書として出来上がってきた書類を机に広げて
一つ一つ「この勘定科目の数字はどうだ、こうだ」という意味での
「決算書を読む」ということはしていません。

あくまで「会社のお金の流れを把握している」という意味で
決算書を見る感覚を身に着けているということです。

加えていうと、
うまく行っている会社の経営者ほど、自社の業績を数字で管理・把握している
という傾向はあると感じています。

逆に、 うまく行っていない会社ほど、
どんぶり勘定で、
根拠のない数字をもとに間違った判断を下しているのではないでしょうか。

 

いずれにしても、
決算書の感覚を身に着けている経営者が
簿記を一から勉強して決算書の感覚を身に着けているかというと、
そうではなくて、簿記は全くの素人という場合が多いです。

ですので、簿記はまずは置いておいても、
決算書を読む(決算書の感覚)は 必ず身に着けられますので、
ぜひ一度学んでみてください。

 

まとめると、

  • 決算書を読むのに簿記は必要ない。
  • 決算書はざっくりとで良い 。
  • 決算書は感覚で身に着けよう。

です。

 

次に、決算書ってそもそも何なのか?について説明していきます。

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