個人事業主とフリーランスが確定申告するときの必要書類
確定申告書にはAとBの2種類ありますが、申告書Aは会社員やパートで勤めている人そして申告書Bはフリーランスや個人事業主が使用します。白色申告と青色申告それぞれ必要書類を添付して確定申告を行いますが一緒に控除申請も行うことができます。
所得の申告だけではなく控除もできる
申告書にはAとBの2種類の様式がありますが、申請書Aは会社員やパートに勤めている人が使い、申請書Bにはフリーランスや個人事業主が使います。申告書は各地域の税務署または国税庁のホームページから入手することができます。白色申告の場合には必要書類は確定申告書B、各種控除関係書類、給与所得などがあった場合には源泉徴収票、収支内訳書です。青色申告には申告書B、各種控除関係書類、給与所得などがあった場合には源泉徴収票、青色申告決算書です。確定申告をするときに社会保険料や生命保険料を支払った証明書を添付すると控除を受けることができます。控除を受けられる書類には社会保険料控除、生命保険料控除、小規模企業共済等掛金控除、医療費控除、地震保険料控除、寄附金控除、雑損控除です。
白色申告と青色申告の違いと青色申告にも2種類ある
白色申告のメリットは手間がかからないという点です。手間がかかる青色申告をしていない人がしなくてはいけない事業所得が20万円を超えると必要です。白色申告に必要な単式簿記は家計簿のような誰にでも簡単に作成できますが節税効果はないため、事業所得が節税するほどないという人個人事業主に向いている申告方法です。白色申告の課税方法は正確な把握ができないため推計課税が税務署判断で行われます。青色申告は節税効果がありますが書類の作成が難しくさらに単式簿記と複式簿記2種類申告方法があります。違いは課税対象額からの控除額で単式簿記の申告は10万円、複式簿記の場合には65万円です。複式簿記の申告は経理や会計知識が必要です。白色申告よりも10万円は節税できる単式簿記での青色申告の方が初心者向けです。
白色申告と青色申告に添付する必要書類
白色申告に必要な収支内訳書はその年の売上や仕入、人件費、旅費交通費そして通信費などの経費を記入してその年の所得金額を計算して確定申告書と一緒に提出します。青色申告に必要な青色申告決算書その年の収入や経費を記載する損益計算書、損益計算書の内訳、そして資産や負債状況を記載する貸借対照表の全部で4枚あり、確定申告書とともに提出します。確定申告書類では給与や退職金、年金の支給があった場合には源泉徴収票の原本の提出が必要です。またフリーランスや個人事業主には確定申告が近くなると取引先から支払調書が送られてきます。調書を申告書に添付すると所得税を支払っている証明となりますが、実は支払調書を受け取る側は添付がなくても確定申告はすることができます。
まとめ
確定申告には白色申告と青色申告がありますが、白色申告の場合には作成が簡単というメリットがあり青色申告には節税効果があります。初心者の場合には青色申告の単式簿記が書類の作成も比較的簡単で節税効果があるためおすすめです。
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