青色申告と白色申告の違いを知っておく

青色申告と白色申告の違いを知っておく

白色申告は、事前の申告が不要です。ですから誰でもいつでも行うことができます。青色申告は事前に申告する必要があるので、利用するなら早めに手続きをしておきます。青色なら節税効果が大きいですが、多少手間がかかります。

以前は白色は帳簿付けも必要なかった

サラリーマンが確定申告をするとき、それほど大げさな資料を作成することはありません。株式の売買による利益や、所得控除を受けるための手続きぐらいになるでしょう。個人事業においてはいくつかの申告方法がありますが、白色申告の場合、以前は帳簿付けが不要とされていました。つまりは、売上と経費、それを差し引いた利益を出すことで申告を終えることができました。さすがにそれでは問題があるのか、今は青色申告も白色申告も帳簿付けが必要になっています。この時の帳簿付けの方法には差があり、白色の場合は単式簿記で良いとされていて、青色の場合は複式簿記での作成が必要になります。

副業であまり売上や利益がない場合

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サラリーマンなどで一定の所得がある人でも、最近は副業などをしている人がいます。お小遣い稼ぎとして行っている人もいますが、一定の所得がある場合には申告が必要になります。副業で小規模で運営をしているときは売り上げや利益もあまりありません。それなら、白色申告で確定申告をしても良いでしょう。利益が少なければ支払う税金も少ないので、節税のための対策をしてもそれほど変わらないからです。しかし、徐々に副業の売り上げなどが増えていき、サラリーマンで受ける給料よりも多くなることがあります。規模が大きくなったなら青色申告に切り替えて確定申告することも考慮しましょう。

開業当初に赤字が出そうな場合の方法

株式投資などを始めたばかりだと、損が出る場合があります。損を確定申告しておくと、将来の利益と相殺できることもあります。やり始めは損が出るが、慣れてくると利益が出ることがあります。個人事業をしたときに当初は損が出ることがあります。この時、青色申告でも白色申告でも税金は同じになります。ただ、青色の場合は、損失の繰り越し控除が可能になります。将来の利益と相殺ができる為です。事業の見込みを立て、今は損だがこれから伸びていきそうと考えるなら、早めに青色で行うようにしましょう。一方、それほど規模を拡大するつもりがないのであれば、白色で行うこともあります。

まとめ

個人事業主の確定申告の方法として、青色申告と白色申告があります。売り上げなどが多いのであれば、節税効果を意識して行う方が良いでしょう。今は損が出ていても将来売上増が期待できるならやはり節税効果を意識します。

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