確定申告の提出先などについて知っておきたいポイント
フリーランスとして働いている人や、副業を行っている人にとって、避けては通れないのが確定申告です。しかし提出先はどこなのか、どのように申告すればよいのかわからないという人も少なくありません。その為まずはそれらのポイントについて知っておくと良いでしょう。
そもそも何故確定申告を行うのか
何故確定申告を行うのかという点ですが、それは国が個人の収入や所得を正確に知るためとされています。例えばサラリーマンであれば、個人の代わりに会社が年末調整という形で代理で申告を行うため、自身で確定申告を行う必要はありません。しかしフリーランスや副業をしている場合、収入を合算して申告せねばならず、これは年末調整で行うことができないため、自身で申告を行うことになります。申告を行わなければ延滞税などが課せられる事がありますが、逆に申告を行うことで、納めすぎた税金が還付されたり、今年度発生した損を繰り越すことができるというメリットもあります。
作成した申告書の提出先はどこになるのか
作成した申告書の提出先として知っておきたいのが、現在自身が生活を営んでいる場所という点です。これは生活の拠点ということを指し、簡単に言ってしまえば自宅の住所を管轄する税務署に提出を行うことになります。また事業を営んでいる事務所が管轄外の場所へあったり、長期の単身赴任などを行っている場合は、それらの場所を納税地として管轄する税務署に申告を行うことも可能です。ただしこれらの場合、住所を管轄する税務署長と事務所などを納税地とする場所を管轄する税務署長の両方に、納税地の特例を受けたい旨の届出書を提出しなければなりません。
自身で申告を行うべきか、税理士に依頼すべきか
確定申告を行う多くの人が悩む問題として、自身で申告すべきか税理士に依頼すべきかという点が挙げられます。税理士に依頼することで豊富な知識を利用した節税効果が得られることがありますが、それに伴う報酬を渡さなければなりません。そのため依頼を躊躇する人もいますが、その際の判断基準として、支払った報酬以上の節税効果が得られるかという点です。支払った報酬は事業所得の費用の一部とすることが可能ですが、現在の自身の所得税率を報酬に掛け、それ以上に節税効果が得られるのであれば依頼すると言ったように判断するのも一つの手です。
まとめ
確定申告を行う際は、何故申告を行う必要があるのか、自身の申告の提出先はどこなのか、税理士に依頼すべきか否かといった悩みどころが数多く存在します。申告期限が存在するため、事前に余裕を持ってそれらの点について確認しておくことをお勧めします。
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